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信州松本市で薪ストーブを製作し販売をしている、薪ストーブ製作工房エイトノットです。

薪ストーブでは、薪の燃焼による炎の揺らぎとぬくもりから、快適な安らぎと癒しの恩恵を受けられます。
その恩恵は、森林環境に還元していかなければなりません。

日本の森林環境の最大の問題は「荒れた人工林があふれている」ことにあると近年良く耳にします。
実際、放置され荒廃した人工林に足を踏み入れてみますと、落葉樹の薪炭林は無く、代わりに植林された杉・檜・唐松など針葉樹が間伐遅れで密集し、風倒木はそのまま放置されています。
これでは山の総保水量が小さくなり、河川への影響も心配になる状況です。

風倒木や間伐材を薪として利用することは、一度人間が中途半端に手を入れて放置してしまった「荒れた人工林」の再生につながり、健全な森林を育てることにもなります。
次の世代に今以上の環境を引き継ぐために、エイトノットは薪の地産地消を目指して森林環境整備に尽力します。

エイトノットの作る薪ストーブの基本デザインは、独自の燃焼方法と安全性を考慮し、研究を重ねてきた結果生まれた8角形です。
針葉樹を燃やせる頑強な鉄鋼づくりの中にも、威圧感の無いシンプルで優しさあふれる8角形のフォルムに、オーナー様と造り手の思いを強い絆で結び付ける八の字縛りをかけて、工房の名前を「エイトノット -Eight Knot-」としました。

燃焼室内部は、キャスタブルと呼ばれる1200℃に耐えられる高温耐熱素材で取り囲み、蓄熱性に優れ、急激な温度上昇する可能性の高い針葉樹の薪などを、積極的に安心してご使用いただける構造です。

私の20年にわたる消防経験の中で、薪ストーブが原因の火災現場にも数多く出動しました。
それらの火災現場調査から具体的な危険性のポイントを掴み、その経験から独自の安全構造対策を構築しました。

陽だまりのような暖かさの薪ストーブの周りには、自然と人が集まり笑顔があふれ、家族の絆も深まります。

厳しい冷え込みの中訪ねてきた人が感動すらしてくれるこの暖かさは、標準装備のオーブンで作る料理と相重なって最高のおもてなしとなることでしょう。
しかし、それは安全な薪ストーブであるからこそ培われるものと考えています。

限界高温燃焼耐久試験・放水急冷却試験など、過酷なテストの結果が生み出す安全性能が「オーナー」と「製作者」が共有できる安心につながります。
厳しい冬の寒さもきっと楽しくなる、これからも安全で快適な薪ストーブをご提案させていただきます。